ブラウンコットン コユーチのショール



今年、最初の荷物がメキシコから届きました。
7月のオアハカ出張で注文をしてきた、コユーチと呼ばれる
オアハカの海岸地方のSan Juan Colorado村の
ミステコ族の女性たちが作った、ブラウンコットンの織物です。

天然の発色がなんとも美しく、あたたかみのある色合いの
ブラウンコットンのコユーチ。
何の色づけ、染色もされておらず、植物から採れるコットンそのものが
最初からブラウンであり、数千年前からこの地方で栽培されてきたもの。
(すぐお隣のゲレロ地方のCOSTA CHICA地方にも同じものが残っています。)
農薬も一切使われずに栽培されたコットンは、まさにオーガニックコットン。
さらっとした気持ちの良い肌触りです。



たまたま、7月の出張では、このコユーチコットンから
織物を作る団体3グループと知り合い、
ほんのわずかですが、それぞれから仕入れをさせていただいています。
その中で、トレンサでオリジナルで制作をお願いしているのは、
KATYI YA'Aという、団体のものです。
このグループに所属するミステコ族の女性たちは、
コットンの栽培から、コーディング、手紬、
そして織までのすべての工程を、時間をかけてこなし
織製品を完成させます。

また、このコユーチというコットンの品種そのものが希少な上に、紬の
作業が出来る人が、年配の女性たちだけに限られてきてしまっているため、
コユーチの絶滅の危機を救うため、また、女性の収入向上につながるように、
アメリカ人のボランティアスタッフたちも参加し、
栽培から製品化、そして販売までをサポートしています。


(コユーチコットンと種)

製品ひとつが出来上がるまでの手間暇と、
生産地域もオアハカ市内からも車で片道7時間という立地から、
なかなか手に入れることが出来ない、貴重なものなので、
日本の皆様に、ほんの少しでも、手に触れて見ていただけたら
嬉しいなと思っています。3月の松庵文庫さんでの展示で
生産者の皆様の詳しい説明と共に、ご紹介させていただきたいと
思っていますので、楽しみにしていてください。

※ちなみに、今回から、写真を大きくして載せるようにしました。

ソフィアさんのフラワーキャンドル



オアハカのTeotitlan del Valle村のキャンドル女性職人の
ソフィアさんの、白い蜜蝋のフラワーキャンドル。
これまで、卸先のショップさんのみでの販売でしたが、
9月21日(土)&22日(日)のハンドメイドマルシェでは
トレンサブースでも販売する予定です。

トレンサで取り扱っているキャンドルは、トレンサのオリジナル
のデザインでお願いして作っていただいているのですが、
もともとは、この地方の冠婚葬祭で使われる
伝統的なフラワーキャンドルが原型になっています。

ソフィアさんは、3歳の頃から亡きおばあ様に、
伝統的なキャンドルの作り方を習い、
その後、7歳でおばあさまが亡くなった後は、
近所に住む巨匠の職人さんの元で修行をしながら、
おばあさまの顧客をそのまま引き継ぎ、
18歳で独立したそうです。

ソフィアさんのこだわりは、基本のスタイルは残しつつも、
色づけには天然の染料しか使わないことと、
お花と小鳥のモチーフが繊細でシンプルなこと。
愛らしい笑顔が印象の彼女らしい作品だなあといつも思います。
(「オアハカリンド〜」の本の中でもご紹介しています)

そんなソフィアさんが、Fundacion en Viaという
マイクロファイナンスの団体のサイトで紹介されているので
ご興味のある方は、コチラをご覧ください。
英語のみですが、キャンドルを制作する様子などの
写真も多く掲載されています。
その他、オアハカ地方の先住民女性やオアハカ文化
についての記事も素敵な写真と共に紹介されています。

商品の発送や湿気の多い日本国内でのクオリティ管理に、
少々手間もかかるため、なかなか沢山は
ご紹介できないのですが、この機会にぜひとも一度
手に取って、ご覧いただけたら幸いです。

ちいさなかごバッグたち到着



オアハカから小さなかごバッグたちが無事に届きました。
来週末のハンドメイドマルシェのイベントに間に合ってホッ。

上の写真の椰子の葉を使ったナチュラルかごバッグは、
以前のものと比べて、少しマチを大きめに作ってもらいました。
お弁当なんかも入りそうです。



こちらは、オアハカのメルカドバッグとしても
定番のかごバッグのミニサイズたち。

どのぐらい小さいサイズかというと...



A5サイズの本がこんな感じで収まるくらいです。
大人が持っても、子供が持ってもかわいいと思います。
我が家では、息子の砂場道具入れになったり
プールや海に持っていったり大活躍。
なんといっても丈夫で、汚れても水洗いが出来るのが便利です。

今回のイベントは、合同展示会となるため、
どれも一点ずつくらいしか持ち込めないので、
気になるものがある方は事前にお問い合わせいただくか、
早めにご来場いただければと思います。

ZAPATEOの革小物たち



先日、横浜そごうで行われていたCREATER FAIRへ
出展していた靴アーティストのZAPATEOこと
野田満里子ちゃんに会いに行ってきました。

そこで、私が出会ったのが、このチリのキーホルダーケース。
ジッパーの中には、鍵をかけられるようになっていて、
ちょっとした小物も入れられるし、
バッグにも掛けられるようになっていたりととっても便利。
これで、ぬけぬけの私も鍵をなくしにくくなるかも。笑

最近は、メキシコ生まれの満里子ちゃんならではの
メキシカンエッセンスいっぱいの革小物も手掛けていて、
チリだけでなく、かぼちゃのキーケースや、
サボテンや小鳥などのモチーフがちょこんとついた、
靴やバッグ、パスケース、ブックカバー等など、
他ではなかなか見ない可愛いアイテムがいっぱいです。

ひとつひとつ丁寧に手作りされているため、
在庫が無い場合もあるようですが、
注文してから作ってもらうことも、要相談だそう。

詳しくはZAPATEOのホームページをご覧くださいね。


楽バザールさんへ納品



キャンドルは壊れることなく、無事に届きました。
しかし、残念ながら、タッチの差で、楽バザールさんの
オープニングに間に合うことが出来ず、申し訳なかったです。
「こんなこともあった〜って、あとから笑いましょうよ。」
と言ってくださった、心の広いオーナーの加代子ちゃんには感謝です。

そんな中、遅ればせながら、納品&オープニングのお祝いに
楽バザールさんへ行ってまいりました。



メキシコ雑貨だけでなく、アーティストの方々が手がけた
アクセサリーや革小物、ウール製品などなど、
楽バザールさんならではのシックで大人の女性らしい、
素敵なアイテムが並び、とても、居心地の良い空間になっていました。
同じメキシコ雑貨でも、選ぶ人、飾る人のセンスによって、
こんなにも違うんだということを、感じました。



トレンサからは、ソフィアさんのキャンドルと、
パルマ(ヤシの葉)素材の小さな花瓶をお取扱いいただいています。



噂のもりこさんのカラベラちゃんたちも、入口付近でお出迎え。
もう一人、連れて帰りたくなっちゃいましたよ。笑

現在は、土日のみにオープンとなっていますが、
平日でも、事前連絡で開けてくれることもあるそうです。
ショップの場所も、横浜駅のすぐ隣とは思えないほど、
下町情緒溢れる住宅街にあったりと、お店を探す楽しみもあり、
是非、足を運んでみてください。

トレンサでもお馴染み、木村信子ちゃんデザインの
ホームページもとってもかわいいのでチェックをお忘れずに!